桂冠塾

開催内容 桂冠塾【第72回】

『蝉しぐれ』(藤沢周平)

開催日時 2011年4月29日(金祝) 14:00~17:00
会場 勤労福祉会館 和室(小) 西武池袋線大泉学園駅・徒歩3分

開催。諸々コメント。

今回は藤沢周平の傑作品『蝉しぐれ』です。
主人公は海坂藩の下級武士・牧文四郎。友人の小和田逸平、島崎与之助らとともに剣術と学問に励み、小柳ふくに恋心を抱きながら充実した少年時代を過ごしている。
文四郎は剣術の才能を開花させ奥義を極める機会に恵まれるが海坂藩が抱えるお家騒動に巻き込まれることになる...。
若き文四郎が自身の進むべき道を模索し悩みながらも決断していく姿を共々に読み進めたいと思います。

作者

藤沢 周平(ふじさわ しゅうへい)
1927年(昭和2年)12月26日 - 1997年(平成9年)1月26日
日本の小説家。山形県鶴岡市出身、本名小菅留治(こすげ とめじ)。
山形県東田川郡黄金村大字高坂字楯ノ下(現在の鶴岡市高坂)に生まれる。父小菅繁蔵、母たきゑの第三子。実家は農家。
藤沢自身も幼少期から農作業に関わり、この経験から後年農村を舞台にした小説や農業をめぐる随筆を多く発表。郷里庄内と並んで「農」は作家藤沢周平を考えるうえで欠くことのできない要素である。
黄金村役場等で働きながら鶴岡中学校夜間部に通い、山形師範学校に進む。
卒業後、教師となり湯田川中学校に赴任。2年後に結核がみつかり休職。上京して五年間の闘病生活をおくる。1971(昭和46)年、「溟い海」でオール讀物新人賞を、1973年、「暗殺の年輪」で直木賞を受賞。
昭和60年から平成8年まで21期11年間、直木賞の選考委員をつとめる。吉川英治文学賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞、朝日賞などを受賞。平成7年紫綬褒章受章。
時代小説作家として、武家もの、市井ものから、歴史小説、伝記小説まで幅広く活躍。『用心棒日月抄』シリーズ、『密謀』、『白き瓶』(吉川英治文学賞)、『市塵』(芸術選奨文部大臣賞)など、作品多数。
平成9年、逝去。


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