桂冠塾

開催内容 桂冠塾【第159回】

『一九八四年』(ジョージ・オーウェル)

開催日時 2024年4月27日(土) 10:00~12:00
開催方法 オンライン開催

開催のコメント。

『一九八四年』はディストピア小説の代表作として有名な作品です。
作品が執筆されたのは1944年から1948年。物語の舞台はそれから約40年後の世界。
第三次世界大戦を経て、世界は3つの勢力が支配していた。
惨劇を経験した人類は人間の感情をコントロールする社会になり、市中には思想警察と呼ばれる密告制度が張り巡らされている。
歴史記録を書き換え、すべての思想行動が管理制御される社会制度に疑問を持っていた主人公のウィンストン・スミスは日記をつける行為を始める。
思想警察によって密告されたウィインストンは逮捕され愛情省で思想矯正を強いられ転向し、処刑の日を待ち望んでいく姿が描かれて話は終わります。
作品の最終章には「ニュースピークの諸原理」と題した附録がついていて後日譚となっている。
オーウェルはこの作品を通して何を語ろうとしたのでしょうか。
現在は2024年。近未来を舞台に破滅的世界を予測した『一九八四年』の時代からさらに40年が経過した私たちは何を感じるのでしょうか。 時間をかけてじっくり読んでみたいと思います。

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